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SNSのデメリットやリスクとその対策方法を徹底解説

SNSのデメリット・リスクとは

SNSのデメリット・リスクとは

SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)は今となっては日常生活になくてはならない非常に便利なツールですが、利用する上で避けられないデメリットやリスクもいくつか存在します。

日常の利用で直面しやすいデメリットは、主に以下の5つです。

  • 個人情報漏洩のリスク
  • 誹謗中傷と炎上のリスク
  • デマ情報とフェイクニュースの拡散
  • SNS依存症の問題
  • 詐欺やトラブルの被害

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

個人情報漏洩のリスク

SNSの利用による個人情報の漏洩は、最も深刻な問題です。

顔写真や本名などを公開せずに匿名でSNSを使っているという人でも、思いもよらないところで個人情報は漏れてしまいます。

例えば、何気なく投稿した文章から大まかな活動エリアを特定されたり、たまたま写真に写り込んだ持ち物やお店の看板などから住所や学校、職場などが特定されることは珍しくありません。

このようにして特定された個人情報が悪意ある第三者に渡ってしまうと、詐欺やストーカーの被害に遭うリスクが高まります。

また、SNSに投稿した写真やコメントが第三者によって不適切に扱われることも少なくありません。

思いもよらないトラブルに巻き込まれないためにも、SNS投稿には最新の注意を払うようにしましょう。

誹謗中傷と炎上のリスク

SNSでは誰もが意見や情報を気軽に発信できるというメリットがある一方で、匿名性の高さから誹謗中傷やヘイトスピーチが起こりやすくなっています。

最近は“炎上”という言葉を聞く機会も多いと思いますが、これはSNS上で発信された内容が拡散され、さまざまな誤解や憶測が加わることで瞬く間に広まってしまう現象です。

このような炎上のリスクは、芸能人などの著名人だけに関係する話ではありません。

ごく普通の一般人が気軽に投稿した内容が炎上してしまい、社会的に大きなダメージを受けるケースも年々増加しています。

企業の場合は炎上がブランドイメージの低下につながり、商品やサービスの売上に大きな影響を与えます。

このような誹謗中傷や炎上を引き起こさないためには、日頃からリスク管理と対策をしておく必要があります。

デマ情報とフェイクニュースの拡散

SNS上で流れる情報の中には、事実とは全く異なるデマやフェイクニュースも無数に存在します。

このような情報は感情に訴える内容であることが多く、拡散されやすい傾向にあります。

その結果、社会的混乱を引き起こしたり、個人や組織の名誉が傷つけられてしまうのです。

SNSは必要としている情報をいち早く集めることのできる便利なツールですが、正しい情報ばかりではありません。

今までの常識を覆すような新しい情報を目にしても決して鵜呑みにはせず、誤情報ではないかの確認をする習慣を身につけてください。

SNS依存症の問題

昨今ではSNSの過度な利用により、依存症を引き起こすリスクが指摘されています。

SNSの依存症になると、精神的な健康にも悪影響を及ぼします。

具体的には、以下のような問題が起こります。

  • 睡眠不足による体調不良
  • 集中力や生産性の低下
  • リアルでの人間関係が希薄になる
  • 自己肯定感の低下
  • うつ症状 など

SNS自体は悪いものではありませんが、使いすぎると日常生活に支障をきたしてしまいます。

最近のスマートフォンには、アプリの利用時間に制限をかける機能もついているので、このような機能をうまく使って意識的にSNSから離れる時間を作ることも大切です。

詐欺やトラブルの被害

SNSを利用していると、詐欺やトラブルに巻き込まれることがあります。

振り込め詐欺や投資詐欺、出会い系詐欺、闇バイトなどの犯罪の話は、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

たとえSNSプラットフォームの規制が厳しくなっても、このような詐欺の手口は形を変えて残り続けます。

犯罪に巻き込まれないためには、利用者自身が慎重に行動し、不審なアカウントやメッセージに対して警戒する以外の対策はありません。

SNSのデメリットやリスクを回避するための対策

SNSのデメリットやリスクを回避するための対策

SNSを安全に利用するためには、リスクを回避するための具体的な対策を講じる必要があります。

ここからは、SNSのデメリットやリスクを最小限にするためにできる4つの対策について解説します。

プライバシー設定の強化

SNSを安全に利用するためには、まずプライバシーの設定を見直すことが非常に重要です。

プライバシー設定により、自分の投稿や個人情報の公開を制限することができるためです。

例えば、投稿の公開範囲を「友達のみ」に限定することで、見ず知らずの人が自分の情報にアクセスするリスクをかなり減らすことができます。

また、位置情報の共有に関しては、特別な事情がない限り、オフに設定しておくことをおすすめします。

情報の精査と信頼性の高い情報源

SNS上には有益な情報がたくさんありますが、デマやフェイクニュースも無数に存在します。

そのため、SNSで得た情報を鵜呑みにはせず、情報の精査をして信ぴょう性を見極めることが必要不可欠です。

まずは、公式発表や複数の信頼できるソース(情報源)から情報を集めてください。

このような信頼できる複数の情報と照らし合わせることで、その情報の正確性を確認することができます。

詐欺対策と安全な利用方法

詐欺やトラブルに巻き込まれないためには、利用者自身が常に警戒心を持っていなければなりません。

例えば、以下のような注意事項が挙げられます。

  • 知らない人から送られたメッセージのリンクはクリックしない
  • 個人情報・金融情報などを求めるメッセージには反応しない
  • オンラインで買い物をする際は、購入前に必ず販売者の信頼性を確認する

SNSを安全に利用するためには、衝動的に行動してはいけません。

時間をかけて調べる・考えるという手順を踏んでから行動するようにしましょう。

セキュリティ対策

SNSの利用には、セキュリティ対策が欠かせません。

具体的には、次のような対策が現実的です。

  • 強力なパスワードを設定する
  • パスワードは、定期的に変更する
  • 複数のサイトで同じパスワードを使いまわさない
  • 二段階認証を導入する
  • 不審なログインが検出されたら即座にパスワードを変更する
  • 最新のセキュリティソフトを利用する

特にパスワードの変更は、手間も時間もお金もかけずにできる非常に有効な手段です。

まずは、パスワードの変更からでも取り掛かってみてください。

SNSの安全な利用方法

SNSの安全な利用方法

ここからは、SNSを安全に利用するために覚えておきたいポイントを紹介します。

前章で説明したリスクの回避方法と併せて、日頃から常に意識しておくようにしましょう。

自己防衛の重要性

SNSを安全に利用するためには、言うまでもなく自己防衛意識を高めることがとても重要です。

自分の情報をSNS上でどの程度公開するか、誰と繋がるかを慎重に判断することが、トラブルを回避する第一歩となります。

また、自分自身が加害者にならないためにも、他者を傷つける言動や誤解を招くような発言は避けるといった配慮も必要です。

自らの軽率な発言でデジタルタトゥー(半永久的にインターネット上に残されること)を残さないためにも、他者への発言には細心の注意を払ってください。

SNS利用時のマナーとルール

意外と忘れがちなのが、SNSにも守るべきルールとマナーがあるということです。

例えば、許可なく他者の写真や情報を投稿しない、適切な言葉遣いを心がけるなどの基本的なマナーは必ず守らなくてはいけません。

また、各SNSプラットフォームには、それぞれの利用規約が定められています。

プラットフォームが定めた規約に違反してしまうと、アカウントの停止や強制退会、場合によっては法的な問題に発展する恐れもあります。

お互いの顔が見えないSNSだからこそ、想像力を働かせて適切な距離感で他者と接するように心がけましょう。

公式アカウントの活用

SNSから情報を集める際は、公式アカウントを活用することをおすすめします。

公式アカウントから得られる情報は、高い確率で信頼性が高いためです。

公式アカウントをうまく活用して、デマやフェイクニュースに惑わされないように気をつけてください。

まとめ

まとめ

今回は、SNSのリスクとデメリット、それらを回避する対策、注意点について解説しました。

SNSは一歩使い方を間違えるだけで、詐欺やストーカーをはじめとする犯罪の被害者になったり、誹謗中傷の加害者になってしまいます。

SNSにおけるリスク対策を、以下にまとめました。

  • SNSで得た情報は鵜呑みにせず、信ぴょう性を確かめる
  • 依存症にならないために、SNSから離れる時間を意識的に作る
  • SNS投稿の公開範囲は、なるべく「友達のみ」に限定する
  • 知らない人から送られたメッセージのリンクはクリックしない
  • パスワードを定期的に変更する
  • SNSでのルールやマナー、利用規約を守る

これらの対策をできる限り実践し、安全で快適にSNSを利用してください。

ナウラメモ

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弊社では、効果的かつ安全なSNS活用の知識・運用方法や、SNSの炎上のメカニズム、予防策・対応策などを習得するための検定プログラムである、「SNSリスクマネジメント検定」を習得しています。