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2022年7月29日推し♡ × マーケティング
前回のブログでは、感情表現は不要というお話しをしましたが…
今回は人の感情に響かせる「ストーリー」についてお話します。
なぜストーリーが大事なのか?
ストーリーと聞くと、物語・小説をイメージする方が多いと思います。
実はマーケティングやPRでもストーリーって、とっても大事なのです。
人は、何故だか頑張っている人や努力をしている人を無性に応援したくなりませんか?
分かりやすく言うと、昨今注目を集めているアイドルのオーディション形式番組。
BE:FIRSTやNiziUなどが該当しますよね。
たくさんの応募から選出され、汗水流しながら果敢に練習する姿。
来週にはグループから落選しているのではないかと覚える不安。
そんな辛い環境を超え、仲間・ファンと共に掴んだデビュー。
下積み時代から応援していたあなたの「推し」が、たくさんのスポットライトに照らされた瞬間の喜びは、他に替え難いものではありませんか?
プロセスエコノミーという本が人気になるくらい、人は過程のストーリーに価値を感じ共感します。
共感して感動すると信頼に繋がり、この商品やサービスを買って応援してみようと強く思うのです。
ストーリーは、感情を刺激するだけではなく、人の行動すらも動かすことができるのです。
これは、神経経済学でも実証されています。
被験者に対し「余命短い幼い子供とその父の切ない物語」の映像を観せた後に募金をお願いしたところ、映像を見た人と見ていない人では、映像を見た人の方が募金行動を起こしていることが分かっています。
ポール・ザックで調べてみてください。
ただし「ポール・ザック」
そのままでGoogle検索すると登山用品がヒットします。
ポール(トレッキングポール)とザック(リュックサック)
ご注意を。
ストーリーに必要な要素とは?
①事実であること
フィクションはダメですよ。
小説ならば問題ないのですが、マーケティングやPRで商品購入を促す場合、嘘はバレたら炎上します。
実際に経験したことを元に書いてくださいね!
②失敗や苦労を書く
人は失敗や苦労を見せたくない。特に成功されている方なら尚更。
ただ、人は紆余曲折の失敗や苦労をどうバネにして今に至るのかを知りたいのです。
そして、成功している人でも失敗や苦労を乗り越えているということで、さらに共感を得ることができます。
③簡潔に伝える
必要ならば問題ないのですが、生い立ちや経歴などもストーリーに入れてしまうと自分物語になります。
有名な方の自分物語なら読みたいと思うのですが、そこまで知らない人の生まれてから今に至るまでをダラダラ書かれても正直途中で読むのを止めたくなります。
なるべく簡潔に、経験と感情を織り交ぜながらストーリーを作っていきましょう。
マーケティングに必要なストーリーを作成する時の注意
小説や物語を書いているなら問題ありませんが、マーケティングやPRで人の行動変容を促さなければいけない場合、注意が必要です。
商品やサービスを売りたい訳ですから、闇雲にあった事実を淡々と書くのでは誰も共感しません。
・ターゲットは誰なのか?
・そのターゲットは何に興味がありどう行動をして欲しいのか?
によって書き方は変わってきます。
事実をどう人の心に影響させるのか、しっかり構成を作成してストーリーを作ってください。
自分を美化させたり、ヒーロー気取りもNGです。
ただ、最後は必ずハッピーエンドになるように構成すると、より人に響くストーリーになるのではないでしょうか。
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