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2023年3月15日YouTubeショート・Instagramリールなど、短尺動画の重要性とは
突然ですが、皆さんはYouTubeを開いた時に、フル尺動画と1分程度のショート動画の2種類、どちらを見る傾向にありますか?
ここ数年の間に、TikTokが爆発的に流行するようになってから、後者のような短尺動画がより身近なものとなりました。
スワイプするだけで、スムーズに別の動画が流れてくる手軽さに、ついつい時間を忘れて見入っちゃった…なんてことは私だけではないはず。
そもそもショート動画の魅力ってなんなのでしょうか。
美味しいところだけを見れる、聴ける、知れる
フル尺動画の場合、動画の一番の肝となる部分にたどりつくまで、おおよそ5分以上は時間を要します。
タイトルに惹かれて動画を再生したにも関わらず、前置きが長すぎて、途中で離脱してしまうケースが多いです。
実際に5分以上の長尺動画を視聴する際は、動画を「倍速再生で視聴をする」という視聴方法は、若い世代ほど多いというデータも出ています。
動画に目を通す環境は人それぞれ。
家でゆっくり見ている時は別として、移動時間やちょっとした隙間時間で見る場合は、時間に限りがあるため、特にその動きは顕著でしょう。
▲話題のYouTubeショート
それに対して、ショート動画の特徴と言えば、読んで字のごとく、動画の短さ。
ショート動画は、動画の中で一番伝えたいシーンを切り取っているため、すぐに「オチ」に辿りつくため、満足度も高く、再生されやすい傾向にあります。
特に若者はひとつのコンテンツの視聴を続けることに抵抗があるようで、次々と新たなコンテンツが流れてくるショート動画の文化との親和性が高く、今後はTikTokを含め、ショート動画の形が一般化してくる動きになりつつあります。
Z世代の特徴はコスパより「タイパ」の時代
2022年に株式会社ヴァリューズによって発表された、国内の20歳以上の男女3,384人を対象に、YouTubeの利用に関する消費者アンケート調査によると、YouTubeの行動において約2割が「YouTube Shortsを見る」と回答。
その理由は、若者はコスパよりもタイパ(タイムパフォーマンス)を重要視する傾向にある点です。
前述のフル尺動画を倍速再生するという行動の背景は、倍速再生をすることで、浮いた時間で他のことに取り組める、自分で自分の時間を生み出せるといった理由からです。
また、動画の倍速再生に付随して、シンガーソングライター高野寛氏のツイートをきっかけにSNS上で議論された「若者はギターソロを飛ばして聴く」問題も同様の理由からでしょう。
こちらも意見が大きく分かれ、King Gnuの常田大希氏や、くるりの岸田繁氏のような著名人が言及するほど話題になり、Z世代の視聴方法がクローズアップされるきっかけになりました。
流行り廃りが激しい時代。
目まぐるしくアップデートされるトレンドを抑えるためには、飛ばして見る、聴くといった行動はマストになってしまっているのかもしれません。
いかに時間を効率化できるかという「タイパ」を重視する考えが一般的になっているからこそ、テンポが早く、自分が得たい情報だけを手軽に集められるショート動画を選ぶといった行動につながっているのです。
タイパだけでなく、コスパも良いショート動画
ショート動画は、タイパ重視の思考との親和性が高いと説明をしましたが、実は発信する側の視点で考えるとコスパも良いのです。
例えば、あなたがイタリアンレストランに勤めているとしましょう。
今後は動画形式で情報を発信していこう!となり、YouTubeチャンネルを設立、1本目のお店の自己紹介動画のアップが完了しました。
「新たなパスタメニューが完成したので、紹介動画を撮ろう!」となった時、あなたはフル尺動画とショート動画のどちらを選びますか?
見た目のポイント、味の特徴、おすすめの食べ方、制作背景の紹介…あれやこれやと魅力を伝えたくなり、おそらく多くの方が、フル尺動画を撮影するといったケースが一般的でしょう。
その後、動画の一部を切り取り、ショート用に再編集してアップするといった流れが顕著です。
そこを逆に考えて、最初からショート動画を撮影するのはいかがでしょうか。
フル尺動画1本を撮影、編集する時間で、ショート動画は同じ時間で約5〜6本撮影、編集できるはずです。
前述のように、フル尺で魅力を伝えても、そこまでに辿りつくユーザーは少なく、大事なことを話すシーンの前で離脱してしまうケースがほとんどなのです。
「4月からスタート!春のパスタ!」というフル尺タイトルと比較して、
・ペペロンチーノ+卵がやみつき!?ぺぺたま #shorts
・カスタムでチーズを入れると悪魔的に美味いパスタ #shorts
・店長のミスで生まれたパスタ!? #shorts
それぞれの特徴にフォーカスしたショート動画の方が、それぞれ何を伝えたいのかがはっきりと分かりやすく、タイパの良いコンテンツになります。
そして、これらのショート動画をアップした後に、それぞれの再生数や評価数などリアクション数を分析しましょう。
その数を分析した結果を基に、フル尺動画の制作に着手することをおすすめします。
リアクション数が高かったショート動画をベースにフル尺動画を作成することで、ユーザーに対して満足度の高い動画を提供できるのです。
発信側としても、せっかくフル尺動画を制作したのに見てくれる人が少ない・成果が出ないといった状態になるよりも、ユーザーがどんな内容に興味を引くのかをあらかじめリサーチしたうえで、フル尺動画を制作すれば効果につながり、コスパの良い発信方法が取れます。
株式会社ナウラのショート動画制作
弊社では、ショート動画の撮影、編集はもちろん、コンテンツ案の企画・立案から、実際にアップロードするまで、ワンストップで対応しております。
美容クリニックをはじめ、飲食業界、雑貨店など多岐に渡った商材のクライアント様のショート動画の制作実績がございます。
これからアカウントを開設したいという方、既にアカウントは開設しているものの、なかなかコンテンツ撮影ができない方、何を発信すべきか分からない方。
どんなお悩みでもお気軽にお聞かせください。
貴社の特徴、ターゲット層を分析したうえでの、オーダーメイドのコンテンツを制作いたします。
お気軽にご相談ください。
株式会社ナウラ