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Google検索エンジン

2023年2月17日検索エンジンを使わない!ググる時代が終わるの?

近頃、TVニュースでもWebメディアでも話題になっている「もうググる時代は終わった」と。
今までは調べずに色々聞いてくる後輩や部下に対し「ググってから質問してね」と言っていたが…その時代も終焉を迎えようとしている。

なぜか…チャットAIの精度がすごいのです。

その名もChatGPT

従来のチャットボットなどとは違い、自然な文法で対話しているような回答が得られる。
しかも、とても賢い。

名門ペンシルバニア大学ウォートン・スクールの教授がChatGPTに経営学博士号(MBA)の最終試験を受験させたところ、結果は見事合格

これからは、自分の上司や先輩よりも遥かに賢く、質問に対し嫌な顔をせずに回答してくれるChatGTPに聞けばいい。

まだまだ、開発途中で情報源が不透明であったり、回答の正確性に欠けたりする部分はあるが、Google翻訳機能などより自然な文法での会話ができると注文されています。

話題のChatGPTってなに?

一言でいうと「人工知能(AI)式のチャットボット」です。

AIロボットとの会話

 

 

 

 

 

 


今までのチャットボットとの違いは、とても自然な会話形式で文章を生成してくれるところにあります。
また、6歳の子にもわかるように。2,000文字で回答して。
などの注文にも応えてくれます。

ChatGPの概要

ChatGPTは、OpenAIが2022年11月末にリリースしたチャットボット。
ローンチからわずか1週間で100万人ユーザーを獲得、約1ヶ月で1億人を獲得するなど驚異的な速さで成長している。

ちなみに、どのくらい凄いのか?

アクティブユーザー 1億人越えは、

TikTokロゴ  TikTokで9ヶ月

Instagramロゴ  Instagramが2年半

  Facebookが4年半

を要しており、世界最速でのユーザー数獲得となっている。

また、1億人のアクティブユーザーを抱えているにもかかわらず、現在は無料で利用ができるため、ますます全世界でユーザー数を増やしている要因になっているようです。
※2023年2月時点

開発元のOpenAIとは何者?

OpenAI

 

 

OpenAIは、アメリカのサンフランシスコに2015年設立された人工知能(AI)研究所。
すでに役員を辞任しているが、あのイーロン・マスク氏が設立者の一人であり、今でも多額の出資をしているそうだ。

何よりも、Windowのマイクロソフトが10億円の出資をしており、
世界中の投資家が注目しているサービスなのです。

全世界で1億ユーザーが無料で使えるのは、このような背景があるからですね。

マイクロソフトの逆襲

GAFAという単語は耳にしたことがある方も多いと思う。
日本国内でしか通じないと言われていますが、アメリカの大手IT企業(情報技術)の頭文字をとって作られた単語です。

GAFA

G:Google

A:Amazom

F:Facebook(現Mata)

A:Apple

ここにMicrosoftは、入っていないのです。

本国のアメリカでも同様の単語があり、フォー・ホースメン(The Four Horsemen)でもGAFAの4社のみ。

ビッグ・ファイブ(Big Five)となると、やっとMicrosoftが仲間入りするのです。

US Big Tech industry - GAFAM

Windows95の発売では、世界中を驚かしたIT企業の先駆者が、満を持して人工知能(AI)チャットで、返り咲き世界No.1の地位を虎視眈々と狙っているようです。

Googleの危機感

Googleの危機

ChatGPTのリリースで一番危機を感じているのが、検索エンジン最大手のGoogleです。
開業以来、発動したことのない「Code Red(コードレッド:緊急事態)」をサンダー・ピチャイCEOが社内で宣言したと報じられている。

また、創業者で既に引退しているラリー・ペイジ氏セルゲイ・ブリン氏もこの問題の対策チームに加わっているとの噂すらでている。

Googleは、収益の80%以上が広告収入であり、対話型のチャットボットが完璧な答えを返していけば広告をクリックする必要がなくなります。
すなわち、Googleとしてはビジネスの根底を覆しかねないほどの危機が到来しているわけです。

ChatGPTって何がすごいの?

AIとの自然な会話

 

 

 

 

 

 

 

 

かつてないほど自然な会話を実現しているところと言われています。

従来のチャットBotは、質問に対し全く関係のない回答をしたり、不自然な文法や単語により返ってきた回答に対し頭を抱えて
しまうようなことが、しばしばあったと思います。

ChatGTPは、そのような不自然さを解消し、まるで会話をしているような回答が返ってくるところです。

世界では、教育現場などでの使用を禁止されており、以前日本でもあった算数と計算機のような状況になっています。
大勢の人が利用していくことで、ChatGTPと人間の発想が差別化されるようになり、このような規制も緩和されていくのだと思います。

今までの検索エンジン(Google)

検索結果画面

 

 

 

 

 

検索エンジンといえば、GoogleChromeを使っている方が多いのではないかと思います。
検索窓に調べたい内容を入力をすると広告枠のしたにGoogle独自のアルゴリズムで最適解を導き出した検索結果を表示します。

広告を避けた検索結果のうえから順番に表示されている説明文を読んで「これだ!」と思ったサイトをクリック、テキストを読んで情報を精査、また違うサイトを同じようにクリックして比較検討しながら欲しい情報を収集します。

結構な時間がかかると思います。
この欲しい情報が、聞いたら数秒で回答がかえってきたら?
とっても便利ですよね。
しかも、煩わしい広告もなければ、より便利ですよね。

Googleも黙ってない!チャットAI開発中

対話型AI

Googleも今まで自然言語処理(NLP)に力を入れてこなかったわけではない。
2017年「Transformer」や2021年に発表された「LaMDA」など、オープンソース化されている。

ただ、一般ユーザーが利用する検索への導入ではありませんでした。先日、ChatGTPのような対話式でアンサーを返す機能をGoogleでも一般向けにリリースすると発表しました。

Googleは、”Bard”という名称で、LaMDAを搭載した一般ユーザー向けのチャットボット。
現在のGoogle検索エンジンに組み込む予定と発表したところ、マイクロソフトも検索サービスBingとEdgeブラウザにChatGPTを搭載すると、GoogleがBardを発表した翌日に発表しました。

これから、ますます熱い会話型AIサービスの戦いが起こりそうです。

大きく変わること

今までは、自分の知りたいことを検索窓に入力して、Googleが導き出した最適解をSEOというランキングで表示された。
広告を含んだ検索結果を上からクリックして情報を比較検討したり、必要な情報をピックアップする。これだけでも十分便利なのだが、これからは、自分の知りたいことを対話式で教えてくれるようになる。

いままでは、「恵比寿徒歩2分 歯医者」
 →Googleがピックアップした情報を上から検討

これからは、「恵比寿駅から徒歩2分圏内で痛くない歯医者を3院教えて」
→条件に合致した3院の中から詳細を確認し予約を入れるだけ(の予定)

ChatGPT会話

 

 

 

 

 

 

 

恵比寿徒歩2分の痛くない歯医者を質問

実際に、ChatGPTに聞いてみましたが、まだエリア情報を収集して答えを出すまでには至っていません。
しかし、文章を読む限りでは、読みにくい・理解できないところは1ヶ所もなかったです。
日本語対応していないのにも関わらず。です。

ますます便利になっていきますが、人工知能(AI)が出した答えがすべて正しいというわけではありません。
間違った答えを返すこともあれば、真意が不明な答えが返ってくることもまだまだあります。
先ほどの例で言うと”痛くない”は、それぞれの主観があります。

収集した情報を利用者がしっかりと見極める力が必要になってきます。
しばらくは、チャットボットの回答が正しいかどうか、Googleで検索するっという作業が発生しそうです。

ChatGPTのTOP画面

注意事項として”誤った情報を生成することがある”と記載している

コンテンツの重要性

ChatGPTでもSEOでも、ユーザーの知りたいニーズに応えるためには正しい情報をわかりやすく整理したコンテンツの制作が重要になってきます。
イメージしやすい図式やイラストを入れたり、ユーザーが知りたいと思う情報をFAQに入れて、わかりやすくまとめるなど
ユーザーにもAIにも好かれるコンテンツを作っていきましょう。

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