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2022年7月29日「SNSで出会った人と結婚しました」
最近やたらと友人からの結婚報告が続いている。
そんな結婚報告の中でも、
「マッチングアプリで知り合って結婚」
「インスタで一目惚れして結婚」
「Twitterから仲良くなって結婚」
などインターネットを経由した結婚が多いように感じる。
自分より上の年齢の人と会話すると、「マッチングアプリって出会い系でしょ!?」なんて言われることもあり、そこにジェネレーションギャップを感じることはあるが、まあそこはニアリーイコールだよなと思う。
いつからSNSを通じた人間関係が自分たちの生活の中でも違和感なく溶け込むようになったのか、今回はその変化に目を向けていきたいと思う。
知らない人と会ってはいけません!な2000年時代
今でこそマッチングアプリで知り合った人とデート、なんて言葉はよく聞く。
しかし、ガラケー全盛期の2000年代。
掲示板サイトの黎明期の頃には、掲示板をきっかけに事件に巻き込まれた、なんてニュースがわりと多かった。
そんなこともあり、学校や親からは連日のように
「ネットを介して知り合った顔の分からない人とは会ってはいけません!」
と言われていた時代だったのを覚えている。
オタク思考だった自分からしたら、ネットで築けた貴重なコミュニティ。
同じものを好きな人と仲良くしたのに!と悶々としていた。
でも私たちの生活によりインターネットの存在が大きくなった今、
当時、いかにインターネットに対するリテラシーが低かったかが分かる。
「ゆき 18才 県内の女子大生!アニメ好きだから仲良くしてね♡」
女子大生を名乗るおじさんがたくさんいて、
女子大生おじさんに恋する人もいた。
極端だけど、それが2000年代。
マイミクだけど学校で会ったことない!な2010年代
2000年後半から2010年代に入ると、モバゲー、GREE、mixiなどのソーシャルプラットフォームが流行り出す。
2000年代初頭のインターネットとの付き合い方との大きな変化は、いわゆるリア友ともネットワーク上でつながるような流れが新たにできたこと。
学校では「mixiやってる?マイミク(mixiの友達の名称)になろうよ!」なんて誘いも増え始めた時代。
学校以外の場所でも、携帯を開けば友達の動向がわかるため、コミュニケーションを加速させるツールとなった。
「3組の佐藤くんめっちゃかっこいいな…クラスも部活も違うから話すきっかけがないな」と悶々としていたクラスメイトが翌週には、マイミクになってメッセージを重ね、デートまで漕ぎつけたなんていう漫画みたいなエピソードもわりと多かった。
逆に「進撃の吉井って奴がマイミクなんだけど、この人何組なの?」なんてこともあって、ネット上には存在するのに、学校では見かけず卒業まで話すことがない。
リアルとバーチャルが絶妙に混ざり合った。
そんな2010年代。
チョコっと失礼します!SNSで恋愛しませんか?な2020年代
2020年代に入ると、SNSはユーザーコミュニケーションだけでなく、購買をするうえでも大きな役割を果たしており、生活をするうえで切っても切れない存在に。
2021年、ノマドマーケティングでは「SNSを利用した出会い」についての調査を実施。
SNSを通じて結婚したと回答した人は、14%という結果であり、約1割以上と高い結果である。
さらに、
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実際にSNSを通じて異性とあったことがある独身の男女100人(男性58人、女性42人)を対象とした調査では、「SNSでの出会いがお付き合いまで発展した」と答えた人は男性が71%、女性が86%
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という結果も発表。
あくまで推測だが、恋愛・結婚するうえで使われていた「お見合い」の役割を、今ではSNSやネットが果たしているのではないかと思う。
YouTubeを開いていてもマッチングアプリの広告が流れ、「デートしませんか?」と言われる。
SNSやネットを経由した人との出会いに関して、寛容な時代になってきた。
きっとそれが2022年代。
2030年はどうなっているんだろうなぁ。
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