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2022年8月19日SNS媒体の選び方

Facebook、Instagram、Twitter、TikTok、LINE様々なSNS媒体があるが、全部の媒体でクリエイティブを作成し発信するのは体制が整っていれば問題ないのですが、通常の企業であれば、人的リソースの観点からも非常に難しいと思います。

では、どの媒体から始めればいいのか?強化すればいいのか?
考えていきましょう。

SNS媒体の選び方

SNSの国内利用状況

数年前までSEOを制すものが、Webマーケを制すると思っていたが、ここ数年はSNSからのサイト流入も増えSNS広告でコンバージョンすることも増えた。

SNSを強化するとサイトの指名検索が増えるということも多々ある。サイトの強化だけでは、新規ユーザも問い合わせも増えないということを実感。
日本国内のSNS利用者状況の数値が
物語っている。

国内SNS利用者数推移

 

 

 

 

 

出典:2022年度SNS利用動向に関する調査

SNS利用者は、2020年末には8,015万人。 SNS利用率が80.9%に対し、2024年末に8,388万人へ拡大、利用率も83%を超える予測になっています。
日本国内の総人口は減少し続けているにもかかわらず、SNSの利用数は年々増加しています。

これには若年層や高齢層の今までスマートフォンを持っていなかった年齢層にまで、スマートフォンが普及していることも関係している。
格安スマホや携帯各社の料金プランの見直しによるネットワーク使用量の価格引き下げにより、スマートフォンの所持と利用に拍車をかけました。
以前は、「携帯料金が心配だからYoutubeの視聴を抑えなくちゃ」と制限していましたが、料金プランが各社値下げになったことでデータ容量を気にせずにインターネット
を楽しめるようになりました。

また、SNS利用率の拡大の背景として、若者の多くが情報収集の際に利用する媒体が、Google・Yahooなどの検索エンジンではなくInstagramやTwitterなどのSNSにシフト
しているのが現状です。

▼下記図、情報収集する際の情報源の変化

情報収集する際の情報源の変化

 

 

 

 

 

 

出典:野村総合研究所「Z世代の“SNS疲れ”から生まれる一人行動ニーズ」

SNSは、もはやインフラ化しており、SNSをうまく活用できる企業が売上などの目標達成の大きなカギとなって行くのは間違いありません。
ますますSNS利用率が向上していく中で、「うちの会社のメインターゲットは高齢者が多いからSNSまだやらなくてもいい」と言っていると市場から大きく突き放されていくことになります。

 

SNS媒体の特徴

国内の月間アクティブユーザ数で見てみる

▶︎LINE       9,200万ユーザ

▶︎Twitter       4,500万ユーザ

▶︎Instagram  3,300万ユーザ

▶︎Facebook  2,600万ユーザ

▶︎TikTok           950万ユーザ

 

今や完全に国内インフラの一つとなったLINEが圧倒的なアクティブユーザ数だが、LINEは身内での連絡ツールとしての利用が大きい。続いて、Twitter→Instagramの順になる。

野村総合研究所の調査によると、情報収集や調べ物をする時に使用するSNSツールは年代や性別によって変わってきます。

▼情報収集や調べ物をするときに、使用するSNSツール
SNSツールの変化

 

出典:NRI「Z世代の”SNS疲れ”から生まれる一人行動ニーズ」

Facebookは、Z世代と呼ばれる1990年以降に生まれた人たちには、ほとんど利用されておらず、Twitterで情報収集するが77%、Z世代の女性に絞るとInstagramでの情報収集は78%と高い
傾向が見られる。
Facebookは、基本的には本名での登録が必要となるが、TwitterやInstagramは匿名での利用が可能。Facebookは本名での情報発信のためビジネス利用、TwitterやInstagramは気軽な情報発信・収集などSNSアカウントを使い分けている方が多い。

また、SNSでの情報収集の理由としては、情報のリアルタイム性があげられる。ニュースや天候だけではなく電車の遅延情報やお得な情報などもリアルタイムで発信される。
企業のアカウントを見ていると季節や投稿時間にあったクリエイティブ訴求で、ついつい購買意欲が湧いてくる。
Webサイトの場合は、エンジニアへ依頼し更新する手間があるため、どうしてもリアルタイムでのページ更新は難しい。となると、やはりトレンドの情報やリアルタイム性が求めらる情報に関してはSNSで情報収集するのは頷ける。

 

SNS何から始めるべきか

野村総合研究所の調査にもあるように年齢や性別によって使うツールが変わってきます。自社の商品・サービスのターゲットに合わせてSNS媒体を選ぶのも良いと思います。

また、SNSは投稿頻度も重要になってきます。

自社のリソースを鑑みて、決まった頻度で更新ができる媒体を選ぶことも必要です。1ヶ月に1回の低頻度だったり、最初だけ頑張って更新しなくなったりするのではSNSの利点が活かされません。何となくSNSを更新していても結果は出ません。

SNSにもアルゴリズムがある

SNSアルゴリズム

 

 

 

 

 

 

 

それぞれの媒体にはSEOと同様にアルゴリズムというものがあります。
いかにして自社のことを知らない人まで情報を届けるかは、ユーザーの反応が大事になってきます。質の良いコンテンツを投稿し多くのユーザーに反応してもらうことで、より多くの人たちの目に触れることができます。SNS運用での目的の一つに潜在層に自社の商品やサービスのことを知ってもらうことだと思います。

自社のターゲットになりうるユーザーに対し、多くのアプローチができる媒体を選んで、良いコンテンツを発信することで認知度が飛躍的に拡大していきます。
各媒体の特性や媒体を利用するユーザーの動向を見極め、勝ちパターンを見つけていきましょう。

Instagramの「インスタ映え」は不要

インスタ映え

 

 

 

 

 

 

 

2017年の流行語大賞にもなった「インスタ映え」
Instagramでたくさんの「いいね」を集めるためだけに綺麗で映える写真を投稿することがトレンドだった時期もあります。
企業のマーケティング担当者の方の悩みとして「インスタ映えするような写真がないのでInstagramアカウントが作れない」という相談をいただきます。企業アカウントで飲食店や旅行会社は今でも映える写真を投稿することでエンゲージメントやフォロワーが増えることもあると思いますが、現在ではほとんとの企業アカウントでは映え写真を投稿するような「ブランディング目的」のアカウントよりもユーザーが興味を引き、フォローしてでも情報を追いかけたいと思わせる「有益な情報」を発信している企業アカウントの方がフォロワー数も多い傾向にあります。

上記でも述べたようにSNSは情報収集媒体となっています。ユーザーに対して如何に価値のある情報が提供できるかがInstagram運用の肝になってきます。
ある程度のデザイン性は必要ですが、写真やイラストなどにこだわる必要はありません。非デザイナーでも簡単に画像を作成できるツールも無料で提供されています。
デザインに自信がないのであれば、余計な写真やイラストを入れずに伝えたいテキストだけをシンプルに配置するだけでも信頼性の高い印象を持たれることもあります。

価値ある情報を発信

価値ある情報

 

 

 

 

 

 

全てのSNS媒体で言えることは価値ある情報を発信し続けられるかということです。
Twitterの場合は、140字のテキストで伝えられるか。Instagramの場合は、価値ある情報を視覚的に興味を引くように伝えられるか。が重要になってきます。
それぞれ得て不得手があると思いますので、飽きずに続けられるSNS媒体を選んで運用してみましょう。

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